コラム

色鉛筆は何本セットがいいですか?選び方のポイント

ポリクロモス色鉛筆

色鉛筆のセット本数で多いのは
12本|24本|30~36本|60~80本|100本~150本
のセットです。

それぞれ長所・短所があるので使い方をイメージして選びましょう。

色鉛筆のセット本数の特徴と本数を選ぶ際のポイントを紹介します。

色鉛筆 12本セットの特徴

多くの色鉛筆で、一番本数の少ないセットが12本セットです。

「赤・オレンジ・黄色・緑・青・茶色・白・黒」の8色+(黄緑・水色・紫・赤紫・黄土色・焦茶・灰色)の中から4色のセットが多いです。

12本セットは実際に使うには色数が少なすぎ、お試しのようなセットです。

ただ、お試しならバラ売りの単色で買う方がおすすめなので、単色で買えない時に12本セットで試してみるといいでしょう。

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆 12色セット
ポリクロモス色鉛筆 12色セット

色鉛筆24本セットの特徴

24本セットは持ち運びに便利なセットです。ケースの形が最も正方形に近くなるので収納スペースもとりません。

しかし24色セットは「色がちょっと足りない!」と感じることが多いセットです。具体的には「水色・ピンク・肌色・クリーム色・ターコイズブルー・ラベンダー・灰色」などのよく使う色のいくつかが入っておらず、物足りなさを感じます。

初めて色鉛筆を買うときは30色セット以上がおすすめです。

三菱鉛筆 ペリシア色鉛筆 24色セット
ペリシア色鉛筆 24色セット

色鉛筆30~36本セットの特徴

30本セットになると必要な色は大体そろっています。

価格的にも買いやすいゾーンなので、はじめて本格的な色鉛筆を買う時は30~36本セットがおすすめです。

ケースは横長1段の商品が多くバッグに入る大きさなので、色数の使いやすさと携帯性のバランスのとれたセットです。

変わったところでは、36本を2段に収納できるポリクロモス色鉛筆 36色セット-スタジオボックスはコンパクトで、収納や持ち運びに便利です。

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆 36色セット-スタジオボックス

三菱鉛筆社のペリシアは36色セットがMAX。日本製で色のバランスもよく、描き心地も抜群です。

色鉛筆60~80本セットの特徴

60~80本セットは実用的には必要十分な色数です。

この本数になると使わない色も出てきますが、目の前の色鉛筆の色からイメージが広がることも多いので、本格的に描いたりぬったりしたいなら60~80本セットがおすすめです。

ケースは横長2段の商品が多く、30~36本セットと縦横の大きさは同じですが、厚みが2倍になります。

ターレンス社のヴァンゴッホは60色セットがMAXになります。

ダーウェント社のプロカラーカラーソフト、サンフォード社のカリスマカラーは72色セットがMAXになります。

カランダッシュ社のルミナンスは76色セットがMAXになります。

カランダッシュ ルミナンス 色鉛筆 紙箱 76色セット CdA 6901-776 [日本正規品]
ルミナンス 76色セット

色鉛筆 100~150本セットの特徴

この本数は各色鉛筆の全色が揃ったフルセットとなります。

実用的には60~80色の本数で十分なのですが、やはり全色そろっていると嬉しいんですよね!

絵を仕事にしている方の中には、子どもの頃にポリクロモス色鉛筆 120色セット-木箱入を買ってもらって嬉しかったという方がけっこういらっしゃいます。

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆 120色セット-木箱入

木箱入りはプレゼントに喜ばれます。

フルセットは価格が高いですが、割引率も最も大きいので、ワンランク少ない本数のセットとあまり変わらない金額で買えることがあります。

おすすめのセット本数は?

はじめて本格的な色鉛筆を買うなら30~36本のセットがおすすめです。価格的にも買いやすく、色鉛筆の良さを十分に味わうことができるからです。

はじめは30~36本のセットを買って、欲しい色がでてきたら単色のバラ売りで増やしていく方法もあります。

また、本格的に描いたりぬったりしたいなら60~80本のセットがおすすめです。

絶妙な色合いの中間色が揃っており、購入後の満足度が最も高いのが60~80本のセットです。

おすすめ!色鉛筆の本

河合ひとみ/ぬりえを始めてみたけれど、上手くぬれなくてがっかりしてしまう人は多いもの。どうせだったら上手にぬりたいものです。本書は、解説とぬりえがセットになったワークブックです。左ページが解説、右ページが描き込み式のぬりえという構成になっているので、解説に目を通しながら、同じように右ページで色をぬることができます。「色を均一にぬる/色を重ねる/立体感・質感を出す/素材の違いを表現する」という4ステップで上達を目指します。
三上詩絵/赤、青、黄の三色を基本にプラス1〜2色の少ない色数で、驚くほどリアルな作品を描く技法を紹介。初心者でも取り組みやすい小作品ばかりを集め、モチーフ写真に加えて下絵も全て実寸大で掲載。また描法のポイントをQRコードでリンクされた50本の動画で見ることが出来ます。塗り絵感覚で自分だけの作品作りを楽しんでください。